いままで9名という少人数ながら、やりたいことをやらせていただいてきた。
しかし、ここまでの事業ボリュームとなったため、どうもしっかりと大地を踏みしめた時間が少なくなった。
ボードメンバーと打合せを繰り返し、やはり、ここから先、顧客時間(顧客と接する時間を私たちはこう表現する)や、他のナレッジワークの基礎時間も削るわけにはいかないということで、人員増員を決断した。
そんな、「決断」なんて大袈裟な!と思われる方もいるだろう。
でも私たちは、9人それぞれが各分野のプロフェッショナルを目指し、緩やかな連携ともいえるような会社作りをしてきたから、新たなメンバーの追加というものには、どうも慎重になる。
採用慣れしない、小さな会社だから仕方ないのだ。
今回の採用で最も重視したのは、「共感」。
私たちのような会社だからこそ、理念や想いといったマインドが同じでなければならない。
私たちのしていること、考えていることに共感してくれる人、そして会社という共通の船に乗り、将来を共に切り開いていこうとするアグレッシブさを兼ね備えたパートナーとなり得る人物を求めた。
持論だが、まずはベースとして、想いが共通でなければ、何かにチャレンジするにも、当然ゴールがずれる。
いくら有名大学を出ようとも、輝かしい過去があろうとも、それはあくまでも過去のこと。
また、不動産や金融学、経済学のプロであろうとも、想いが共通でなければ、それを仕事に活かせない。
今、私たちの会社で能力を発揮できなくとも一向に構わない。
土台の「考え方」が共通で、そこに経験や知識を武装していった結果の能力はきっと素晴らしい。
話が思想的な方へばかりいって、ズレた感はあるが、そんなこんなで、4月下旬にネットで求人を開始した。
求人欄には、思いっきりこの「想い」を公開した。はっきり申し上げて「変な会社」でもあるとも書いた。
それがウケたのか、不況なのかは不明であるが、何と応募総数は71人!
過去に、相応の会社に勤め、相当数の面接もこなしてきた私であるが、選考はいつも正直戸惑う。
慎重に、応募シートを読みこなし、お会いした人数は10名程度。
結果、2名の新たなパートナーを迎えるに至った。
入社は6月1日。
彼らは(2名とも男性)、31歳と34歳という社会経験も相応に積んできた立派な大人である。
入社した2名は、サービスオフィスの業務にあたるわけだが、インターン期間は業務も複雑な上、半年は最低でも有する。
彼らのこれからの時間(人生)を有意義なものにしてもらうために、一生懸命つきまとうつもりである。
これで、会社も正社員が10名を越える。
資本金も100,000千円を越えた。
事業も5月で創業から満11年を迎えた。
私も、そろそろオフィスシャルな感覚も捕らえていかなければならない年頃になった。(遅いかっ!)